犬ぞりレース

昨年(2006年)6月17日 名頃から三嶺(1893)〜剣山(1955)への縦走したとき、名頃駐車場から 犬が勝手についてきた ことがあった。そのとき降り続く大雨の中でも、山道を 歩くどころか、常に どこまでも走り続ける犬のタフさには全く驚いたものだった。
2006年6月17日撮影大雨の中 次郎笈山頂(1930m)にて
犬のパワーは もっと凄い。
今 カナダ アラスカでタフな犬ぞりレースが行われている。
過去 日本人で完走している方(舟津圭三氏 1997,1998)もいて、『アラスカ犬ぞり物語』などがでているが、極北の地を1609kmも走る 世界で一番タフなレースといわれる、ユーコンクエストである。
今年、日本人女性も参加している。
実は彼女は昨年もチャレンジしたが、悪天候で無念のリタイヤで、今冬は再挑戦である。
人馬一体という言葉があるが、犬ぞりの場合は、文字通り人と犬が一体。レース前から常に犬の訓練、世話で大変であり、レースでは厳しい寒さのなか 犬を休ませ 世話をしながら 昼夜間、走り続ける 精神的タフさは 本当に凄いものがある。
このレースの後で アラスカで、長距離のアイディタロット(1131マイル)が行われる。
ユーコンクエストを完走後、この後 すぐ行われるアイディタロットに参加し完走する方もいる。10日以上もかかる、1000マイル(1600km)と1100マイルのレースをダブルヘッダーでで3500km(計20日間以上)走るとは とてつもない強靱な精神的肉体的なタフさ加減。全く驚きである。
極北の地で行われる、熱いレース、ウェブサイトでレース状況が刻々公開されている。
ユーコンクエスト
アイディタロット
本多有香さん、祈 ご健闘!
残念 ながら 中間点のDAWSON CITYで 断念(scratch)となった。
こんな山行が出来たらいいなって思ったものです。
私がかつて関わった丸山荘にも「クロ」という雄犬が居て、一日何往復も荷揚げに付き合ってもらいました。
二度と帰らない夢の様な日々でした。