趣深山です。 四国 剣山 三嶺 天狗塚 周辺の山域での山歩きについての話題です 「趣味の山歩き ますます深くなる近くの山域 」(C)趣深山since2002 e-mail: shumiyama@gmail.com

三嶺山頂から 名頃 へ、下山道 気になること

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【名頃道】
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2012年8月25日 剣山から三嶺へ縦走のあと 三嶺山頂から 名頃道を 下山した。

名頃 からの新登山道 含めて 三嶺名頃道。  今回 特に 気になることが いくつかあった。

B地点から C地点 D地点 新登山道にかけて、
ずばり 山中の下草が枯れて 登山道が どこでも 歩ける状態になっていて 登山道が大きく拡幅されていた。

これは オーバーユースでの洗掘による「登山道拡幅問題」だけではない。



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【登山道の洗掘問題】
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もとより 何年か前から 名頃 登山道の洗掘問題は 特に 気になっていた。

http://shumiyama.web.fc2.com/yomoyama/sennkutu.html

そもそも 登山道は 地形・地質条件と踏圧、雨水の3つの要素が重なって、道が洗掘されたり拡幅したりするといわれている。

http://shumiyama.web.fc2.com/yomoyama/image/sj0223over_use.pdf

悪い地質条件の箇所と 雨水 踏圧 すべて悪い方向に 重なっているような 箇所が 名頃ルートでは目につくようになっていた。

歩きにくい 洗掘された登山道を避けて 登山者が すぐ横などを歩くことによって起こる 登山道の拡幅。

更に悪いことに このところ いろいろな理由で 下草が枯れてしまったことで さらに 大きな問題がおこって しまった。

オーバーユースでの洗掘による「拡幅問題」だでなく いろいろな原因で下草が枯れて 「山中 どこでも歩ける状態」になって 問題が複雑化してしまった。

どこでも歩けるのでは 山の保水力も低下し 山崩れも ひろがる。

たんに 登山道だけの拡幅問題ではすまない もっと基本的な問題といえる。





C地点 看板
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【2011年10月9日】
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ところで 三嶺名頃道では 2011年10月9日 いわゆる「道迷い遭難」がおき、下山中の登山者が道に迷い 下山が遅れることがあった。(「下山遅延 事件」というほうが当たっているのかもしれない)


直接の道迷いポイント はC地点であるが、下草の枯れから おおむね どこでも 歩ける状態になっているので、単にC地点に看板設置だけの問題でもない。 B地点 C地点 D地点 新登山道 全般 にわたって 、登山道が どこでも 歩ける状態になって しまっていてルート全体で 道迷いの可能性は とても 大きくなった。



最新の電子国土に記述されていた登山道も

C地点あたりの登山道の位置
D地点の「林道分岐標識」地点の場所

ともに 間違った記述になっている。

ということは 読図力だけではなく、地形図の不備を 補うだけの 応用力とか、地形を適確に読みとる 正確な地形判断力が絶対必要ということか。




しかし 必要以上の 過剰な登山道整備 は原則的に よくない。

利用者の人数 対象 行動 用途など、さまざまな レベルに応じた 適切な登山道の整備、維持管理のありかた など 今後の課題であるが、それより 山の保水力回復 のために 根本的な対策が早急に必要だ。


D地点の「林道分岐標識」地点の場所に注意



上記の 同じ場所で2003年6月21日 撮影した写真
平成15年6月21日 三嶺(1893) 高ノ瀬(1741) 次郎笈(1929) 剣山(1955)


ここまで 大きく変貌したのは なぜだろう?

オーバーユースでの洗掘による「登山道拡幅問題」だけでは説明がつかないことは確かだ。




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【下山遅延】
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2012年8月25日 下山途中に 大勢の登山者とすれ違ったが 登り この時間で このあたりだ とすれば 時間帯的にも 山頂に到達するには やや遅い時間になりそうな 方々もいた。(日帰りの方と 三嶺ヒュッテで宿泊の方とは 荷物の量で 一目瞭然。)

2011年10月9日の「下山遅延 事件」で三嶺ヒュッテ出発は 15時頃とか。
以下のURLに詳報。
http://minpo.exblog.jp/17022781/

 登山者としては装備 体調を整え 早立ち 早めの判断で余裕を持って行動。
 つねに地形判断力、読図能力を磨き 適確に判断・行動して 下山遅れなどないようにしたいものである。



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【A地点 積雪期】
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最後にA地点のはなし。(積雪期)

無雪期は 全く問題はないが 積雪期 積雪状況によっては このA地点での 登高下降 や トラバース通過が 難儀だ。

今冬 2012年1月7日 三嶺を 菅生ルートで登った その日。


その日 名頃ルートでの 「某山岳会パーティーの記録」。

http://pinnacle-mountain.jp/hp/report/2012/20120106-miune.pdf

九州地区で 活発に活動している実力山岳会だから こそ 苦労しながらも登れたのだろう。

積雪期 名頃ルートA地点では 適確に積雪状況を読みとり 確実な雪山技術をもって 登高続行するか 撤退するかか など かなり難しい判断 と 確実な行動が要求される。

積雪期の 名頃ルートでは 無雪期の名頃ルートとは 全く違う 難しさがあるので 要注意。


■三嶺(1893)南面、雪崩リスクの高い斜面
http://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/ccfba53bf2833fc4370da25f8924c670


■大雪の冬 三嶺(1893)の名頃コース
http://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/e3e6c5d15b44fe7f384790c53be052f3



急な斜面 A地点









2012-08-26 : 剣山・高ノ瀬・三嶺 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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平成24年8月25日 見ノ越 剣山(1955) 次郎笈(1930) 丸石(1683) 高ノ瀬(1740) 三嶺(1893) 名頃

20120825概念図


平成24年8月25日

曇 雨

見ノ越 剣山(1955) 次郎笈(1930) 丸石(1683) 高ノ瀬(1740) 三嶺(1893) 名頃

【記録】

見ノ越 駐車地点発 3:36 ---剣神社 3:38 ---西島リフト駅 4:16 --- 剣山 (4:47-4:59)---次郎笈 (5:40-5:54) ---スーパ-林道下降点 6:23 ---丸石 (6:37-6:50) ---丸石避難小屋 7:08 ---奥祖谷かずら橋下降点 7:10 ---荒廃した小屋跡 7:27---高ノ瀬 (7:51-8:07)---石立山分岐 8:24 ---1732m地点 (8:45-8:52) ---1700m三角点 9:11 --白髪避難小屋 (9:30-9:35) --白髪山分岐 (9:44-9:52) --カヤハゲ 10:21 --三嶺( 11:06-11:37 )---三嶺ヒュッテ 11:49---名頃下山道分岐標識 11:51 ---ダケモミ 林道分岐 12:21 ---新登山道経由--- 名頃駐車場 13:16----名頃バス停着 13:21

名頃バス停 13:43======(バス乗車)======見ノ越 14:08着


【山頂】

■剣山 「14.1度 南東4m  ガス 視界なし。」 

■次郎笈 「12.1度 南東3m ガス 視界なし。 標識が小さくなった」

時々 雨

■丸石 「14.4度 南東5m ガス 視界なし。」

■高ノ瀬 「16.0度 南3m ガス 時折 雨。」

■三嶺 「18.2度 南東5m ガス。」

バスの時間を考え 時間調整しつつ下山。
名頃道から 大勢の人が登ってきていた。駐車場は約20台。

http://youtu.be/1ERSvWhOvr8


ピカサ写真

平成24年8月25日 見ノ越 剣山(1955) 次郎笈(1930) 丸石(1683) 高ノ瀬(1740) 三嶺(1893) 名頃


ピカサスライドショー



平成24年8月25日 午前9時 地上天気図


平成24年8月25日 午前9時 500,300hPa高層天気図


平成24年8月25日 午前9時 850,700hPa高層天気図


平成24年8月25日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画







川の防災情報







剣山 ~ 三嶺 縦走記録




三嶺山頂から 名頃 へ、下山道 気になること


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平成24年8月18日 光石 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 光石

20120818-36-561.gif


平成24年8月18日 曇 雨

光石 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛ノ背(1757) 光石

【記録】

光石登山口 5:03 ---さおりが原分岐 5:21--綱附森分岐 5:33 ---八丁ヒュッテ 5:51 ---三嶺山頂 (8:59-9:23) -- 西熊山 (10:28-10:45) ---お亀岩 (11:04-11:34) --- 天狗峠 綱附森分岐 11:56 --天狗峠 西山林道分岐 12:01- 天狗塚山頂(12:18-12:29)--池(12:37-12:45)-- 天狗峠 西山林道分岐 13:04 --天狗峠 綱附森分岐 13:08 --- お亀岩 13:25 --お亀岩避難小屋 (13:27-13:45) ---八丁ヒュッテ 14:46 --綱附森分岐 14:59--さおりが原分岐 15:05 -- 光石登山口 15:25

【山頂】

三嶺山頂 「19.1度 風弱く 曇 剣山 次郎笈 ガスがかかる 高ノ瀬から見える。西熊 天狗塚は見える。」

西熊山 「19.2度 風 1m 曇 三嶺ガス  天狗塚 綱附森 白髪山見える。」

天狗塚 「19.3度 北1.2m。小雨 ガス 視界なし。」

牛の背方面へ向かったが 大粒の雨が降ってきて、雷鳴も聞こえ、急遽 お亀岩へ引き返す。お亀岩では雨は降っていなかった。


四国の落雷情報 「雷さんだ~」STNet 提供

長笹谷の仮橋は 流されていたが「流し止のワイヤー」のおかげで 流出は食い止められていた。









http://youtu.be/SiCfMEpyvVY



ピカサ写真

平成24年8月18日 光石 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 光石


ピカサスライドショー



平成24年8月18日 午前9時 地上天気図


平成24年8月18日 午前9時 500,300hPa高層天気図


平成24年8月18日 午前9時 850,700hPa高層天気図


平成24年8月18日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画







川の防災情報







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TJAR 2012(Trans Japan Alps Race)四国から参加の「グルンさん」やった 3位でゴール!

TJAR 2012(Trans Japan Alps Race)四国から参加の「グルンさん」

グルンさん
やった 3位でゴール!

悪天候、酷暑など 厳しい条件を昼夜にわたって のりこえ、 当初の目標を 大幅に上回る 記録で ゴールとは 本当に凄い。

祝! 3位!! 心から祝福いたします。


ホームグラウンド 四国の山々で 鍛えた 日頃のご努力の成果と 敬服する次第で、低く 小さな2000m山々しかない四国でも 登りかた次第で 3000mの日本アルプスでも通用する トレーニングの場になるのを実証してくれました。


今後 ますますのご活躍を期待します。


本当に おめでとうございます。

http://www.tjar.jp/2012/athlete/2012/08/17205603.html


 TJAR(トランスジャパンアルプスレース)








2012年8月12日からの中部地方レーダ雨量(履歴)
川の防災情報提供
2012TJAR




2012-08-17 : TJAR : コメント : 0 : トラックバック : 0
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トランスジャパンアルプスレースTJAR2012 8月17日朝

TJAR 2012

8/17 06:24

望月将悟選手 大浜海岸ゴール!  5日間6時間24分

07.望月選手 ゴール 

日本海から 太平洋へ 3000mを越えて 凄い 記録です。

望月さん
祝優勝!! おめでとうございます。


四国から 参加の 2選手も ご健闘中



川の防災情報提供


2012年8月12日からの中部地方レーダ雨量(履歴)

2012TJAR




 TJAR(トランスジャパンアルプスレース)
2012-08-17 : TJAR : コメント : 0 : トラックバック : 0
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TJAR(トランスジャパンアルプスレース)8月15日朝

TJAR(トランスジャパンアルプスレース)8月15日朝

先頭は 南ア。はや 仙丈岳をこえ 仙塩尾根か。

四国から 参加の 2選手も順調に進んでいるようだ。











川の防災情報提供


2012年8月12日からの中部地方レーダ雨量(履歴)

2012TJAR




 TJAR(トランスジャパンアルプスレース)
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TJAR(トランスジャパンアルプスレース)2012年8月14日朝

2012 TJAR(トランスジャパンアルプスレース)2012年8月14日朝

レースはいよいよ佳境。

選手のGPS位置情報によれば14日 朝 先頭は はやくも 中ア 檜尾岳をすぎている。 はやい。

ただし 天気が よくないようで きがかりです。

スタートの 12日午前0時 から
14日 午前7時までの レーダー雨量です。

8月12日







8月13日







8月14日






川の防災情報提供


 TJAR(トランスジャパンアルプスレース)
2012-08-14 : TJAR : コメント : 0 : トラックバック : 0
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TJAR(トランスジャパンアルプスレース)2012年8月13日朝

TJAR 2012 20120813-1


2012年 TJAR(トランスジャパンアルプスレース)

刻々と リアルタイムに選手のGPS位置情報

2012年8月13日朝 先頭は はやくも 槍沢を下っている。はやい。

四国の 出場2選手も 順調に 進んでいる。

http://www.tjar.jp/2012/here/index.html
2012-08-13 : TJAR : コメント : 0 : トラックバック : 0
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平成24年8月11日 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)

20120811概念図



平成24年8月11日 曇 雨

三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)

【記録】

いやしの温泉郷 駐車地点発 5:26 -- 林業作業小屋跡 6:38 --1791m標高点 7:53 --菅生下山口標識 8:11 --三嶺ヒュッテ 8:13-- 三嶺 (8:26-8:47) -----西熊山 (9:56-10:11) ---お亀岩 10:30--天狗峠 綱附森分岐 10:55 --天狗峠西山林道分岐 11:00---天狗塚山頂 (11:16-11:46)---牛の背 (12:16-12:28)---天狗峠西山林道分岐 13:13 --1476標高点(13:47-13:59)---西山林道天狗峠登山口 14:20 --いやしの温泉郷 駐車地点着 15:41


【山頂】

三嶺 「16.0度 南西 5m 曇 剣山 次郎笈 高ノ瀬 石立山 白髪山 見える 天狗塚はガスがかかる。」

そのあと すぐに 雨が降りだす。

西熊山 「17.4度 風弱く0.8m 雨 南からガスが流れる 視界なし。」

天狗塚 「17.0度 南 2-3m 雨 ガス 視界なし。」


三嶺山頂から天狗塚方面


三嶺山頂から 白髪方面


三嶺山頂から剣山 次郎笈方面


三嶺山頂を振り返る


牛の背から 中津山 国見山方面


牛の背から 天狗塚を見る


落合峠から 三嶺 西熊山 天狗塚 牛の背を見る

http://youtu.be/fv38IT4vTfE


ピカサ写真

平成24年8月11日 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)
 

ピカサスライドショー



平成24年8月11日 午前9時 地上天気図


平成24年8月11日 午前9時 500,300hPa高層天気図


平成24年8月11日 午前9時 850,700hPa高層天気図


平成24年8月11日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画





川の防災情報


四国の落雷情報 「雷さんだ~」STNet 提供







2012-08-11 : 三嶺・西熊山・天狗塚 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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TJAR(トランスジャパンアルプスレース)2012 、四国からは 2名の選手が出場。ご声援を お願いします。



いよいよ 8月12日午前0時 日本海から太平洋へ 3000mの山並みを縫って

 TJAR(トランスジャパンアルプスレース) が始まります。

四国からは 2名の選手が出場。

 日頃 四国の山々で鍛えた 自慢の健脚を発揮されますよう!

祈 ご健闘!!

http://www.tjar.jp/

今回からGPSをつかって 刻々と リアルタイムに選手の位置情報がはいるそうで 応援にも熱が入ります。
2012-08-08 : gps : コメント : 0 : トラックバック : 0
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