趣深山です。 四国 剣山 三嶺 天狗塚 周辺の山域での山歩きについての話題です 「趣味の山歩き ますます深くなる近くの山域 」(C)趣深山since2002 e-mail: shumiyama@gmail.com

今冬の積雪状況


平成20年2月23日撮影

菅生小学校

今冬の積雪状況

今冬 は雪の多い年なのかどうか ?


累加降雪深 過去5年と比較
雪センターから引用



最大積雪深 過去5年と比較
雪センターから引用

これを見ると、観測地点が限られているので 何ともいえないが、
現在のところ 特に異常といえるような冬でもなさそうだ。

だが偏りがあるのか 
一部で 雪がまだ少ないというところもあるし
例年より多いというところもあるようだ。


平成20年2月2日 西山林道


平成20年2月23日西山林道


平成20年2月2日 ふるさと林道 阿佐名頃線


平成20年2月23日ふるさと林道 阿佐名頃線


一日中 陽の当たらないところに放置されている廃車は地熱や 太陽の熱を受けにくく そこでの積雪状況を 正直に表しているといえる。これを見ることで この場所での これまでの積雪履歴を読み取ることもできる。
平成20年2月2日西山にて撮影


『降るべきところに降り、降りすぎないことが、
天の定めに従うしかない雪国の、あるべき冬の姿である。』
高桑信一

「雪-----麗しく、かたくなな冬の意匠」『山と渓谷 2008年2月号』

よもやま話

2008-02-29 : 気象 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757) 続き


平成20年2月23日三嶺山頂
曇り  風強く 地吹雪

三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757) 続き

平成20年2月23日 三嶺山頂はとても風が強く吹いていた。

吹き飛ばされないよう耐風姿勢をとるのがやっとのときは風速計どころではなかった。すこし風の弱まった、余裕のある時に風速計を取り出してみると、12−19m/secだった。

縦走路の途中には 風向きによっては 地形が風よけとなって風の弱いところが 何カ所かあるのが過去の経験で分かっていたが、 今回は風の強さがあまりに強くて 普通の風なら、風が弱いところでもかなりの吹き返しが廻っていて とても ゆっくりしていられなかった。


三嶺山頂から 三嶺ヒュッテ方面を見る。


三嶺 西峰 から 三嶺本峰を見る。


三嶺 から西熊山への縦走路


南面は雪崩れた痕跡がある。


雪崩


西熊山 お亀岩 間


お亀岩から 天狗峠 方面を見る。


天狗塚山頂登りで 牛の背を見る。


牛の背から 天狗塚を振り返る。


牛の背から 塔の丸 三嶺 西熊山 を見る。


天狗峠 登山口。
右(西側)へトレースがついている。


ふるさと林道は 轍 トレース無く 長い歩きとなった。


まだまだ 長い林道歩き。



平成20年2月23日

2008年2月23日 BLOG

2008-02-27 : 三嶺・西熊山・天狗塚 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)


三嶺山頂平成20年2月23日撮影 



平成20年2月23日 曇り

三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)

【コースタイム】ふるさと林道阿佐名頃線 駐車地点出発 5:22---西山林道  ふるさと林道阿佐名頃線から取付 5:44 --1806m標高点 7:59 -- 三嶺 (8:24-8:34) --西熊山 (9:53-10:03) --お亀岩 10:20 --天狗峠 綱附森分岐 11:03 --天狗峠西山林道分岐 11:10---天狗塚山頂 ( 11:38-11:47 )--牛の背三角点 (12:40-12:45) ---- 西山林道 (13:58-14:09) ---天狗峠 登山口14:25 ---- ふるさと林道阿佐名頃線 駐車地点着 16:12


三嶺山頂 「マイナス4.8度 12m max19m 西風 曇り 地吹雪 風強い 」
西熊山山頂 「マイナス4.0度 8m max13m西風 」。
天狗塚山頂 「マイナス6.0度 10m 西風 曇り 」

【同行者】
Sさん
 疲れを知らない、パワフルなラッセルでお世話になりました。


フスベヨリ谷 下降分岐


三嶺を振り返る。


三嶺を振り返る。


三嶺を振り返る。


西熊山 山頂


お亀岩避難小屋


西熊山を振り返る。


天狗峠 西山 分岐


天狗塚


天狗塚を振り返る。


牛の背から 三嶺 西熊 天狗塚を振り返る。


ライオン岩


工事中につき 全面通行止め。

定点観測
[ 天狗塚 山頂 ] [ 三嶺 山頂 ][ 西熊山 山頂 ][ お亀岩避難小屋 ]
[ お亀岩天狗峠間縦走路 ][ 西熊山山頂付近縦走路 ]


平成20年2月23日


2008年2月23日 BLOG 続き 

2008-02-23 : 三嶺・西熊山・天狗塚 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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白滝山(1526)石堂山(1636)矢筈山(1848) 続き


石堂山(1636) 山頂から 矢筈山(1848)を見る
平成20年2月16日

この冬は、はじめ暖冬気味かと思っていたが、その後、諏訪で「御神渡り」があるなど、どうやら例年並みの寒さになってきた。

この山域では南岸低気圧が通り道のようになって頻繁に通過して、その度に下は雨でも、山の標高の高い方では、降雪になっていって、積雪量もその度に多くなっていた。

矢筈山はこの山域の中でも 特に雪深い山で、2月16日の山行は、その深雪を十分堪能させていただいた。


3号標識 石堂神社 白滝山間 平成20年2月16日


3号標識 石堂神社 白滝山間 平成19年1月8日撮影


4号標識平成20年2月16日


4号標識平成19年1月8日撮影


矢筈山 山頂 北側稜線 雪庇が行く手を阻む。


矢筈山 山頂 近く


矢筈山 山頂 1848m

黒笠山 剣山 次郎笈 赤帽子 丸笹山 塔ノ丸が見える。


石堂山を見る。
平成20年2月16日


徒渉地点
このあとの 左岸の高捲き道 の積雪状況が悪く 大高捲きとなった。





平成19年1月8日撮影


橋を 渡って振り返る。


木地屋 最終民家


平成20年2月16日

2008-02-18 : 矢筈山系 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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白滝山(1526)石堂山(1636)矢筈山(1848)


矢筈山の山頂 案内標識は 埋没。
かなりの積雪量だ。



平成20年2月16日 曇り 雪
白滝山(1526)石堂山(1636)矢筈山(1848) つるぎ町より


【コースタイム】

木地屋 駐車地点 3:36 --林道大惣線登山口 (4:19-4:30) --- 石堂神社 5:16--白滝山 (7:14-7:21)---石堂山 (9:33-9:48)-- 矢筈山(13:32-14:06) ---分岐 14:26 --徒渉地点 15:47---林道大惣線 16:46 ---木地屋駐車地点 17:24


【同行者】

なし

【詳細】
矢筈山山頂 「マイナス10.7度 西風5m 曇り しばらくして ガスがとれ  三嶺 天狗塚 剣山 次郎笈などが 見える。祖谷谷は真っ白。」





石堂神社


雪が深い


白滝山 山頂 埋もれていたが掘り起こした。


お塔石


石堂山山頂


水場標識 石堂山山頂の南 定点観測


矢筈山頂から 剣山 次郎笈 塔ノ丸


矢筈山 下り


雪庇 定点観測


矢筈山下り 

平成20年2月16日

2008-02-16 : 矢筈山系 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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強い冬型の気圧配置


国土交通省提供

今冬、 四国の山域では、南岸低気圧による積雪が多かったが、ここにきて 本格的な寒波襲来で、西高東低の強い冬型の気圧配置になってきて、本来の冬型による降雪のパターンになってきた。


気象庁提供

ライブカメラで降雪状況や積雪状況がリアルタイムに見ることができ 山間部の一般道はかなり降っている様子が よくわかる。



高知県提供
香美市 (旧 物部村)別府



高知県提供
香美市 (旧 物部村)別府 午前6時30分



高知県提供
新寒風山トンネル


高知県提供
檮原町 高研山 


国土交通省提供
普段 あまり降らない 角茂谷でも雪


日本道路交通情報センター提供
高速道路も通行止め。

いつも行く 山域でも 標高の高いところの降雪状況も概ね推測できるが、先週 少しついたトレースも消え また更に厳しい状況になったと判断します。


この山域に大雪の降るパターン


2008-02-13 : 気象 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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矢筈山 敗退 東膳棚まで


平成20年2月10日 曇り 雪
矢筈山 敗退 東膳棚まで

【コースタイム】

木地屋赤松線駐車地点発 5:47 --- 片川橋 6:21---- 東膳棚 (13:02-13:36)--片川橋 15:39 -----木地屋赤松線駐車地点着 16:10 

【同行者】
Sさん Hさん

パワフルなラッセルと全く疲れを知らない 強力な同行者、Sさん Hさん、お二人に大変お世話になりました。感謝です。

【詳細】

一年前、平成19年2月12日は単独で 比較的楽に周回できた木地屋 矢筈山 石堂山 白滝山の周回コースでしたが、2008年は たびたび降った南岸低気圧による湿雪は底まで堅いところがなく底なし沼のように どこまでも潜るなど とても重く深い雪でした。

それでも上の方へいけば 雪面もクラストして 稜線は多少は快適に歩けるかと 予想していましたが 雪の量は 更に増え ラッセルも更に厳しくなっていきました。

まだ暗いうちに 片川を渡ってから 延々と 深いラッセルを続け、 黒笠山 矢筈山 縦走路の 「東膳棚」へ到達したのが13時過ぎ、ここから昨年でも矢筈山頂まで1時間24分かかったこと 稜線の雪質が 締まりのない底なしのラッセル状態で 今後の時間消費を 勘案すると 矢筈山まで とても到達できそうもないと判断し 東膳棚にて 残念ながら撤退としました。


平成20年2月10日  断面図 (断面図拡大


木地屋 廃車 積雪状況


県道304号 木地屋赤松線
木地屋 最終民家の先で 雪崩 


尾根のラッセル


標高が上がってくると雪が更に深くなる。


尾根 深い雪。


東膳棚 山頂 平成20年2月10日 


平成19年2月12日の東膳棚 上の写真と 同じ箇所


東膳棚 山頂付近


片川にかかる 橋


平成20年2月10日 

2008-02-10 : 矢筈山系 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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犬ぞりレース ユーコンクエスト

犬ぞりレース ユーコンクエスト

2月 極北の地で過酷なロングトレールを走り抜ける、熱いレースが始まる。

 http://www.yukonquest.com/

このレースのあと 次のビッグレース

http://www.iditarod.com/

1600kmのレースをダブルヘッダーで2連投、 昨年 ユーコンクエスト と アイディタロッドの二つのビッグレースを優勝し制覇した Lance Mackey 氏 は 今年も 頑張っている。
 
http://www.mackeyscomebackkennel.com/

この犬ぞりレースではマイナス10度を超えると 暑くて 犬が動かなくなるというマイナス40度 極寒の世界。

かたや 四国の山ではマイナス10度が せいぜいのところで これを暑いと感じるのは 極寒に合わせた 適応をして鍛えてあるせいであり やはり 本当にタフなのだと思う。
2008-02-09 : 犬ぞりレース : コメント : 0 : トラックバック : 0
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GPS使用に伴って 新たな 危険性

GPS使用に伴って 新たな 危険性

三段山さん が「山と渓谷2月号」バックカントリー2008「雪崩リスクを避けるために」  と題する 記事を書かれていた。

「ルートナビゲーションの道具がコンパスやデポ旗・赤テープからGPSへと変わり、それまでのデポ旗・赤テープを設置しながら尾根を登り、回収しながら尾根を滑るというスタイルから、往路にとらわれずに沢状の斜面を自由に滑るスタイルに変化した。

またGPSにより、天候が行動に与える影響が少なくなったため、ウィンドスラブが発達しやすい悪天候下でも行動して、雪崩に遭遇する機会が増えた。」

「一連のテクノロジーの普及がBCスキーの快適性に寄与した反面、雪崩リスクを高めることになってしまった。」

GPSの使用が、また新たな 危険の芽を生み出すことになるということで、大変興味深い記事であった。

悪天候のなかでの行動を慎むのが本来で、GPSの使用を前提にして、無闇に 悪天候のなか リスクを冒していいということではない。
2008年2月2日の牛の背でGPSの使用は 悪天候の行動として反省すべきであったようだ。

低視程の牛の背

2008-02-05 : gps : コメント : 0 : トラックバック : 0
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低視程の牛の背

低視程の牛の背


平成20年2月2日
天狗峠から天狗塚の登りにかかる前には天狗塚の山容が見えたのに、天狗塚山頂ではガスと風雪で何も見えなかった。



天狗塚から牛の背へむかうと、視界は更に落ちて いいときでも視程100m以下で 時折 極端に悪くなり、一面真っ白で、天と地がわからない。
過去 何度も 経験しているからか、 あるいは鈍感になっているのか、とりたてて焦ることもなく そのまま 牛の背三角点へ向かう。

牛の背の山稜が だだっ広くて 雪に覆われ、進むべき 目標となる 多くの灌木 岩など すっかり雪に埋まっていて低視程ではルートファインディングに かなり苦労する。

方角は磁石で大体のところ出るが、辛うじて、 目印となる 灌木 岩がほんの少しだけ わずかに残り、あとは 雪面の 傾きと向きなど 足下から得られる情報だけが頼りだ。

こうして獲られた 数少ない視覚情報などを 過去180回の登頂経験の際の地形の記憶とジグゾーパズルのように照合させ、謎解きしながら、広い尾根を牛の背の三角点へ向かっていく。しかし雪は無雪期の地形を大きく変えていて パズルは難しくなる一方だ。

大自然の奥深さに比べ180回というのは 牛の背を知り尽くすには 全く ほど遠いもので、まだまだ 知らないことばかりだ。

実際 自分から好んで山にきているのに、こうした状況を「ホワイトアウト」と言い訳したくない。

世の中 一寸先は 闇だと いわれる。
山の 低視程より もっと わからないことが 世間には 沢山ある。

難しい人間社会のことはさておき、春先の瀬戸内海の霧だって、閉じこめられた船からすると、全く先が見えないのは山と同じでも、船底一枚下は地獄というように危険度は陸より海の方がはるかに高い。時には海難事故もおきるが 多くの場合、 こうした 霧の中でも 沈着冷静な船長の判断で 海難事故に遭わず無事 安全運航している。

空を飛ぶ 飛行機の方が 地に足が全く つかないのでずっと大変だ。第一 スピードが違う。雲の中に入れば 全く先は 見えない 。だが それでも飛行機は きちんと 安全に飛んでいる。

海や 空に比べれば 地に足がついた 山歩きなど 低視程などと 贅沢を言っていられない。先が わからないからこそ面白いのだろう。先がわからないところに好きこのんで来ているのに 「ホワイトアウト」などと言い訳する必要もないと思う。

勿論 過去 牛の背180回の経験のなかには 積雪期、今回以上の 厳しい低視程に何度も出会ってきた。そして その都度 何とか 厳しい状況を なんとか乗り切ってきたが、ある冬 文字通り、牛の背彷徨となってしまった痛い経験も 過去にはあった。

そもそも そのときの風雪の低視程の牛の背の体験が、その後の GPSを山で携帯するきっかけとなった。

2月2日 も念のためのGPS の携行していてザックの天蓋内には 出発時点でスイッチを入れてあるGPSが メイン機と サブ機の2台、あり、どちらも常時トラックログを取得している。

万が一 どうしようもない窮地に陥ったときは GPSの出番となるが、一番 大事なことは いわば もしもの時の保険のようなもので、これがあれば まず低視程時でも 大体において地に足がついた状態で 常に安心感を与えてくれるというものなのだ。

牛の背三角点に向けて 歩いていくと 突然 足下がスパッと1mくらい滑り落ちる。こんな平たいところでも 雪で 段差ができるのだった。

天地の境がわからないから 雪が張り出たところの段差を踏み外したからであった。視程が落ち 足下も確かでなくなってきた。

無雪期の地形は 大雪で部分的に変わっている。大雪の年のことだと 大抵 雪の張り出しが 大きく 窪地を変えてしまったりしている。

 三角点はこの付近のほぼ一番高くなったところの すぐそばにある。低視程時の登りでは足下の 傾斜角の情報を大切にして、すこしでも高いところ 高いところへ向かっていけば いずれ 最高地点へ到達できる。しかし下りは全く違う。

慎重に歩いていくと どうやら 一番高い付近にきて雪面に少し見える岩で三角点近くを確信するが、三角点は完全に雪の下だった。風雪で視界は効かず。天地の境が全く見えない。


三角点付近の岩が ほんの少し雪面に見える。

いよいよ ここからの下降が 最難関だ。多くの道迷い遭難は 山頂からの下降、それも 下りはじめで まず始まっている。

牛の背では 三角点から 標高差にして150m位 下がるとようやく 尾根の形が出てきて 尾根を読み取ることができるが それまでが だだっひろく どこでも歩ける 幅広い状態で 地形が読みにくく 難儀なのだ。

地図と磁石で 磁方位を慎重に割り出し 意を決し その方向へ歩み出す。

20m位進んで 一寸 北よりだと直感的に 感じ すぐ もとに戻る。こうしたとき 少しでも疑念があるときは 戻るのが原則だし 途中で下手にトラバースせず 素直に元に戻るのが、どんな場合でも絶対に正解だ。この引き返す わずかの間にトレースは殆ど消えかかっていた。やはり ただならぬ 風雪の天候である。

もう一度 三角点付近に戻って 時計を見て 高度計をチェック。 

時間は15時半を過ぎ ここでまた一度 間違えると確実に 30分以上はロスして 暗闇がくるかもしれない。残り時間を考え、ついにGPSの出番とした。

GPSを今日の出発時から初めて ザック天蓋から取り出し 画面を見る。
 GPSの画面も 三角点付近にいることを示していた。

今まで ごく限られた情報を元に過去の地形とか 地表の岩 灌木 などの記憶と照合して 総合判断し ここが三角点だと 判断していたが、その推測に間違いはなかった。

GPSは現在地を示してくれた。もうそれだけで十分な情報であった。

よく 地図 磁石を使えというが、周りに特徴ある情報が得られれば現在地が地図からすぐ類推できるが、低視程時など 現在地がわからぬままでは現在地を誤って類推して 誤った磁方位を選択して余計深みに入ってしまうことが多い。

GPSの威力は 自分で思っていたことが 正しいことだと 確信させてくれること。いわば検証することができることだ。

「現在地がここだ。」と100%確信を持てば すべての不安や恐怖はなくなり 落ち着いて 磁方位をきちんと読み取れ その方向に進むことができた。
精神的な 落ち着きを常に持つことの大事さを、今度の牛の背でまた再認識できた。

三角点から標高差100mくらい下がると 視界が一気に効きだした。


1640mまで下って いつもの光景に出会う。

平成20年2月2日


低視程の牛の背


2008-02-04 : 雪崩 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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